セブンイレブンに設置されているATMは多くの銀行のキャッシュカードが使えるため、お世話になっている人も多いでしょう。
消費者金融や銀行のカードローンも使えますし、セブン銀行自身がローン商品も提供しています。
セブンイレブンATMでお金を借りることのできる金融機関
セブンイレブンのATMが便利になった理由
こうした実績のあるATMであるため、他のコンビニよりも高い利便性を確保することができ、より大きく発展して今の姿があります。
セブンイレブンのATMが使える金融機関
セブンイレブンのATMは500以上の銀行や信販会社、消費者金融と提携しており、むしろ「使えない金融機関」を探すほうが難しいという状況です。
提携先はメガバンクはもちろん、都市銀行、地方銀行、大手消費者金融、中小消費者金融など多岐にわたります。
都市銀行 | 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・新生銀行・りそな銀行 |
地方銀行 | 【北海道・東北地方】 北洋銀行・北海道銀行・青森銀行・岩手銀行・東北銀行・仙台銀行・秋田銀行・山形銀行など 【関東地方】 埼玉りそな銀行・足利銀行・武蔵野銀行・千葉銀行・横浜銀行など 【中部地方】 第四銀行・北陸銀行・福井銀行・長野銀行・岐阜銀行・静岡銀行など 【近畿地方】 第三銀行・滋賀銀行・京都銀行・関西アーバン銀行・みなと銀行など 【中国・四国地方】 鳥取銀行・中国銀行・トマト銀行・山口銀行など 【九州地方】 福岡銀行・北九州銀行・西日本シティ銀行など |
ネットバンク | 楽天銀行・ジャパンネット銀行・ソニー銀行・住信SBIネット銀行・じぶん銀行など |
その他の銀行 | ゆうちょ銀行 |
信販会社 | JCB・VISA・オリコ・ライフカード・ジャックス・イオンカード・セゾンカードなど |
消費者金融業者 | アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・レイクALSA・ディックなど |
セブンイレブンATMの営業時間・手数料
セブンイレブンATMは基本的に24時間365日営業ですが、午後11時50分から翌午前0時10分の20分間だけ使えないケースが多いので注意しましょう。
日付をまたぐので、たとえば返済日の当日の午後11時50分を過ぎると、翌午前0時10分以降の返済となり、午前0時を過ぎた途端に「延滞」扱いになります。
午後11時50分~翌午前0時10分まで利用不可 三菱UFJ銀行 | ・新生銀行 ・プロミス ・アコム ・SMBCモビット |
24時間利用可能 | ・ 三井住友銀行 ・オリコカード ・楽天カード |
手数料
セブン銀行ATMを使うときには基本的には以下のように手数料がかかります。
取扱金額 | 手数料 |
1万円以下 | 108円 |
1万円超 | 216円 |
ただし、以下のカードローンでは手数料は無料となっています。
・三井住友銀行カードローン
・三菱UFJ銀行カードローン
・みずほ銀行カードローン
・横浜銀行カードローン
・楽天銀行カードローン
・レイクALSA
アコムやアイフル、三井住友VISAカードなどでは所定の手数料がかかります。
セブンイレブンでお金借りるならスマホ取引がおすすめ
スマホ取引とは
セブンイレブンのATMでお金を借りるには、アイフルやレイクALSAなどで採用されているスマホATM取引が便利です。通常はATMでお金を借りるにはキャッシュカードやローンカード、クレジットカードが必要です。
ところがスマホATM取引なら、そういったカードが手元になくてもスマホにインストールした専用のアプリの操作によって借入・返済できます。使う前にはスマホの認証サービスなどの初期設定を行う必要がありますが、面倒なのは最初だけです。
キャッシュカードなどがない分だけ、たとえば財布の中身を誰かに見られて金融業者を利用していることが発覚するリスクが低くなりますし、盗難の危険からも回避されます。カードは枚数が多くなるほど管理も面倒ですので、1枚でも少なくできるのはメリットでしょう。
今は生活の様々なシーンで、スマホ1台あれば用事を済ませることができる時代です。緊急でお金が必要というときに、スマホしか持っていないというときも多いでしょう。こういったときに非常に便利に活用できます。
設定さえしておけば、キャッシュカードを出すひと手間を省けますし、その分ストレスフリーです。電子マネーで買い物するような感覚でお金を借りることができます。その分、「借金している」という意識が薄れてしまいがちな傾向があるので注意しましょう。
対応している業者・銀行
セブンイレブンのATMは多くの金融機関と提携しており、大手の消費者金融業者であればすべて対応しています。近年では中規模業者のセントラルもセブンイレブンATMの利用が可能になりました。
ただ、スマホATM取引はまだ一部の銀行や業者に限られます。スマホ取引に対応しているのは以下のような金融機関です。
【銀行】
・じぶん銀行
・北越銀行
【消費者金融業者】
・アイフル
・SMBCモビット
・レイクALSA
・プロミス
その他、エポスカードやWebMoney、NCカード、auウォレット、LINE Pay、バンドルカードなどがセブン銀行のATMでスマホ取引が可能です。
スマホATM取引の使い方
セブン銀行のスマホATM取引の操作方法は、おおよそどこの金融機関を使っても同じです。コンセプトは「スマホがカードの代わりとなる」という点で、カードを機械に挿入する代わりにスマホのQRコードを使います。
初めにATMでの操作の前に利用する金融機関の専用アプリをダウンロードしておき、インストールしたアプリを立ち上げておく必要があります。
ATMは初期画面に「カードを入れる」「電子マネーをチャージする」などがありますが、スマホATM取引では「スマートフォンでの取引」をタッチします。そこから以下のように操作します。
1.スマートフォンでの取引ボタンを押す。
2.ATMに画面に表示されるQRコードをアプリで読み取って「次へ」ボタンを押す。
3.アプリに表示される「企業番号」をATMに入力して「確認」ボタンを押す。
4.画面に表示される手数料を確認して「確認」ボタンを押す。
5.ATMに暗証番号を入力する。
6.スマホアプリに入力した内容が画面に表示される
7.確認ボタンを押す。
8.明細書を受け取る。
9.引き出しの場合には出金されるので受け取る。
セブン銀行ローンサービスでお金借りる
セブン銀行ローンサービスの概要
セブン銀行は設立当初は他社・他行と提携してATMを運営するというだけの銀行でしたが、現在では口座を開設できてローンサービスも提供しています。
来店不要で申し込み手続きがすべてWeb上で完結するという便利なサービスです。
セブン銀行ローンサービス
申込条件 | ・契約時年齢満20歳以上70歳未満 ・一定の審査基準を満たす人 ・保証会社からの保証が受けられること |
利用限度額 | 10万円・30万円・50万円のいずれか |
資金使途 | 由(事業性のある資金を除く) |
金利 | 年率15% |
担保・保証人 | 不要 |
入会金・年会費 | 不要 |
利用限度額が3つのパターンから選択するという方式です。最大で50万円というのは多少こころもとない部分を感じますが、日常的な利用では充分でしょう。
審査が完了して通過できれば即日で融資が可能です。消費者金融業者には無利息サービスのあるところもありますが、セブン銀行ローンサービスにはそういったサービスはありません。
契約期間は1年ごとの自動更新です。通常の銀行や消費者金融業者と同様で、解約しない限り審査なしで自動的に更新されていきます。
他社・他行にないユニークな点として、返済に遅れた場合の損害遅延金が不要とされているところが挙げられます。
申し込みが簡単
セブン銀行ローンサービスのメリットは審査が早いという点です。大手の消費者金融業者では審査に要する時間は最短で30分程度ですが、セブン銀行の場合には最短で10分と非常に短いものとなっています。ただ、口座を開設していないときには2営業日ほどかかります。
まずは口座開設しておいて、そこから申し込みましょう。ネットの口コミ情報でも、「あっという間に審査が終わった」「申し込みしてすぐに借りることができた」と評価されています。
審査の流れは非常に単純です。
・申し込み→審査(最短10分)→契約はWebで→利用開始
以上のようにたった4つのステップで完了します。
セブン銀行の口座を持っていれば、消費者金融業者や銀行のカードローンで必要となる本人確認書類が不要です。これは銀行のカードローンで良くあるケースで、口座開設のときに本人確認は終わっているからという理由です。
口座開設と同時にローンサービスを申し込む場合には、以下のような流れになります。
・口座開設の申し込みと同時にローンサービスも申し込む。
・セブン銀行の口座を開設する。
・キャッシュカードが届く。
・本人確認の手続きをする。
・ローンサービスの手続きを始める。
・契約する。
すでにセブン銀行の口座を持っているときと比較すると多少複雑です。
利用条件がシンプル
セブン銀行のローンサービスは利用条件が非常にシンプルです。
・セブン銀行の口座を持っている人
・契約時の年齢が満20歳以上で70歳未満の人
・セブン銀行の審査の基準を満たしていて、保証会社の保証が受けられること
安定した収入があることが大前提です。公式サイトには明確に記載されていませんが、専業主婦の場合には申し込み不可である可能性があります。パートやアルバイトなどの収入があれば主婦でも申し込み可能です。
また、在籍確認を必ずするとは記載されていません。通常のローンでは審査の段階で「申告した通りの職場に勤務しているか」を確認するために、職場に審査担当者が電話で連絡することになっていますが、セブン銀行のローンサービスではそのようには記載されていません。
ただし、あくまで原則的に行わないだけであって、審査の段階で必要と判断されれば職場への電話連絡が掛かってくる可能性はあります。とはいっても、原則的に在籍確認をしないカードローンというのは非常に珍しいため、検討する価値はあると言えるでしょう。
また、銀行のカードローンでは土日祝日には審査が実施されず、申し込みしても結果が出るのが遅いというケースがありますが、セブン銀行のローンサービスは土日祝日でも審査を行っています。基本的に以下の時間帯で審査しています。
・平日:午前9時~午後8時30分
・土日祝日:午前9時~午後3時30分
土日祝日は多少早めに審査時間を切り上げますが、それでも休日に審査してもらえるのはありがたいと言っていいでしょう。
アコムで信用を失っている人は注意
セブン銀行のローンサービスは審査に要する時間も短く、在籍確認も不要というケースがあることから、通りやすいローンと考えていいでしょう。アコムが保証会社となっていますが、アコムは消費者金融業者のなかでも審査の通りやすい会社として知られており、その点でもかなり安心材料でしょう。
アコムに代位弁済させてしまっているときには、セブン銀行のローンサービスの審査にも通りにくい状態になっているので注意しましょう。アコムはかなり多くの銀行と提携していますので、いったん確認しておきましょう。
【アコムが個人向けローンの保証会社になっている銀行】
・三菱UFJ銀行
・じぶん銀行
・地方銀行:青森銀行・山形銀行・群馬銀行・足利銀行・常陽銀行・北陸銀行・八十二銀行・第三銀行・南都銀行・広島銀行・伊予銀行・宮崎銀行
対応ATMに注意
セブン銀行のローンサービスは、ローンカードを使ってセブンイレンブンに設置されているATMで借入・返済が可能です。利用するのはセブン銀行のキャッシュカードで、ローンサービス機能が付帯されているため、わざわざカードを別にする必要はありません。
借入金額は1000円単位から可能です。セブン銀行のATMの特徴として他行のキャッシュカードでも1000円単位で取り扱いがありますが、ローンサービスでも同様です。
基本的に24時間365日利用することができますが、毎月第3日曜日の深夜、つまり月曜日の午前0時30分からメンテナンスに入ります。午前5時30分までの5時間は使うことができないので注意しましょう。
メンテナンス時間や近くにセブン銀行ATMがないといった場合には、インターネットバンキングサービスを使って借入も可能です。基本的には自分のセブン銀行預金口座に振込になります。融資を受けてから他行に振り込むことも可能です。
返済は引き落とし
セブン銀行ローンサービスの返済は基本的に自分のセブン銀行預金口座からの引き落としになります。返済日は毎月27日に固定されます。
約定返済額という毎月決まった額を返済していく方式です。約定金額は以下のように定められています。
利用限度額10万円 | 5千円 |
利用限度額30万円 ・50万円 | 1万円 |
セブン銀行ローンサービスは利用条件もシンプルですが、返済も実にシンプルで分かりやすいものになっています。
預金口座の残高が約定返済額よりも少ないときには引き落としできないため、そのときには「延滞」扱いになってしまうので、返済日の前には預金残高をチェックしておきましょう。
また、約定返済に加えて、自分の好きなタイミングで返済できる一部返済・全額返済をすることが可能です。
まとめ
セブン銀行のATMは非常に利便性が高く、様々な金融機関のキャッシュカードやクレジットカードが利用可能です。スマホATM取引も便利に使えます。
また、セブン銀行ローンサービスも利用限度額は低めですが、申し込みしやすく使いやすいローンです。