職員室の声

職員室の声

 

鹿児島第一中学校職員が、週2回、リレーでお届けするフリーメッセージです。

 

空・雨・傘(野田)

2017-04-21

 

 私が中学生だった頃、当時中学校にいらっしゃったある先生が

 

「ノートに書くな!今習ったことは今、覚えろ!」

 

と言われていました。実際には、ノートに書かせてもらっていましたが、当時はなんと乱暴な・・・と思ったことを覚えています。

 

 しかし、個人的にはこの言葉は授業の本質をついているように思えます。

 

 その日に習ったことはその日に習得する。そのくらい授業に集中する。当然、黒板に先生が書かれたことをノートに写すことが本来の中学生、高校生の仕事ではないのですから・・・

 

 というわけで記憶力の問題ではなく、そうしたありがたい教えから物事を覚えて動くことの多い第一中卒の私なのですが、最近、歳のせいか、はたまた自分のキャパシティのせいか、メモを取らないといけないと、この4月からあらゆることをメモしています。

 

 

 で、ここからが本題ですが、そのメモの中には私がためになると思ったり、これはいつか使えるといったりしたものも書き溜めるようにしています。

 

 その中で、問題解決のプロセスというものがありました。日々、様々な問題に直面しますが、解決策が見つからず、堂々巡りをしてしまうということもあります。

 

 よくこうした問題解決の流れで使われるのは「空・雨・傘」だそうです。

 

 空・・・観察した結果、確認できたこと(認識)

     「空を見ると雨雲が多い」

 

 雨・・・確認できたことをもとに導き出したこと(解釈・気づき)

     「今日は雨が降ってきそうだ」

 

 傘・・・解釈をもとに取るべき行動だと結論づけたこと(結論・気づき)

     「傘を持っていった方がいいのではないか」

 

 

 これは社会人の私だけでなく、中学生にも使えると思います。

 

 「部活動の試合で勝てない」→「練習内容が試合につながっていないのではないか」

              →「試合の中で対応の良くなかった場面を練習してみる」

 

 などなど。当然、人それぞれ「雨」の部分(解釈)は違うと思うので、その後の「傘」の部分(結論)が変わってくるものだと思います。

 

 冒頭の話に戻りますが、「授業で習ったことは習得しなければならない」という「空」がありますが、第一中生の皆さんは「雨」と「傘」の部分をどうするのでしょうか。 私自身も最高の「傘」を持てるようにこれからも精進していきたいです。

 

 

(野田 幸平)