職員室の声

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鹿児島第一中学校職員が、週2回、リレーでお届けするフリーメッセージです。

 

変革を迫られる英語教育について(上猶)

2018-03-06

 2020年と言えばオリンピックの開催年ですが、教育界においてはその前後、これまでにない大変革の波が押し寄せます。特に、私の担当教科である英語は2020年から外国語活動の早期化、具体的には小学校5・6年生で英語が教科としての扱い(小学校での教科化は初の試み)になり、3・4年生にはこれまで5・6年生で行われていた外国語学習が前倒しされることになります。

 

 小学5年から始まる教科化では、これまでの外国語活動とは異なり、本格的に教科化されることで指導の内容も変わってきます。そこで、中学校が抱えるだろう課題は「中学入学時の英語力の多様化」です。

 

 実はこれまでも、小学校での2年間(5・6年生)の外国語活動もあり、また学校外での英語学習をしている児童もおり、これまでも中学入学時の生徒の英語力に差はありました。しかし、今まではまだ2年間の外国語活動のみだったため、まだそこまで差は大きくなかったとも言えます。ところが、2020年からは単に学習期間が4年間に増えるだけでなく、教科として英語に取り組んできた児童が入学します。つまり、今までよりも、中学入学時点でかなり英語力に差が生じることが予想されます。

 

 実際問題として、中学校においてはその生徒たちに、どのレベルに合わせて授業を行うかを考えることなどこれまで以上に難しくなります。

 

 そこで、本校としてはそういう状況も見据え、入学時点あるいは当該学年内における学力差を縮めるべく検討を始めています。

 

 英語教育についてはこれまで試行錯誤を重ねてきた文科省ですが、世の中のグローバル化を受け、国を挙げた取り組む姿勢の表れとして私も絶好の機会ととらえたいと思います。

 

 

(上猶 尚友)