職員室の声

職員室の声

 

 

鹿児島第一中学校職員が、週2回、リレーでお届けするフリーメッセージです。

 

「大雨アトラクション!」と「プラス思考」(川田)

2019-03-15

 

 いつもの日常、いつもの風景、いつもの中学校校舎。私が受け持つ授業は今週も変わりなく続いており、いつもと同じく熱が入ります。

 

 でも、中学校2Fの3年生の教室だけが、先週とはちょっとだけ違っているようです。

 

 いつもと同じように時(とき)は流れ、いつもと同じように時は過ぎ去ります。先週末は中学3年生の卒業式でしたが、あの時も同じように流れていた「時」。福岡先生の力強い「卒業生入場!」のアナウンスで、静かな緊張感の中ドキドキしながら式場へ入場したあの時。呼名に「はいっ」と大きく凛々しく返事をし、山下副校長先生から受け取った卒業証書。橋口君の答辞にウルウルし始め、「旅立ちの日に」斉唱に至ると待ってましたとばかりにあちらこちらで決壊した涙腺の数々。既にだいぶ前からしきりに目頭を押さえ続けていらっしゃる隣のケラウェイ先生。決壊を防ごうと応急処置に精一杯努力していた私も、卒業生退場時の彼ら彼女らの健気なサプライズ(いつ打ち合わせ、練習していたのだろう? …後日判明。事前に徳永先生にお願いして音楽室で練習していたらしいですね。)に負けて決壊させられたあの時。その後の教室での素敵な光景の数々…。

 

 

 あれから早や1週間が経とうとしています。あの時、確かにそれぞれが存在し、あの場所、あの教室の光景が鮮明に記憶に残っています。そして時は流れ、一昨日は息子の卒業式でもありました。

 

 時空をココに戻しましょう。あれっ(?)、3年生の教室の電気はついていて生徒らの気配が…。そうです、今週は、補習に呼ばれた生徒や自主的に勉強をしに来ている生徒が、3年1、2組の両教室を使っているのです。

 

 高校入学後すぐに学力試験「新入生考査」が行われ、入学時の成績が出されます。中学校卒業から高校入学までの、このスキマ期間。高校でのスタートに出遅れないように、いや、スタートダッシュを切れるように、積極的に有効に活用してほしいものです。欲を言えば、もっと先(例えば3年後)を見て広~い視野で取り組んでほしいですね。いつもと同じように時は流れ続けています、これからもずーっと。物理的事実ですね。

 

 ところで、次の文章を読んでみて下さい。

 

 今日○○ちゃんと2人で帰るときに大雨と風がすごかったので、車がはねた水しぶきを頭からかぶったり、かさが強風でひっくり返ったりしました。髪も顔も制服もくつもあまりにもびちょびちょなので、ぬれるたびに「大雨アトラクション!」だと思ってぬれました。そうするとぬれるのがイヤでも、楽しくて笑えます。とっても面白かったです。

 

 いかがでしょう。実はこれ、小学生の娘の日記です。ちょうど下校時に大雨が降った先週6日のものです。「大雨アトラクション!」って笑っちゃいますが、想像(創造)力豊かで素敵なネーミング、しかもとっても前向き!でしょう? 大雨と暴風が吹き荒れる中での下校中、彼女らに次々と襲ってくるアクシデントの数々をアトラクションとして楽しみはしゃぎながら帰る2人の姿が微笑ましく、スクリーンショットされた光景が目に浮かびます。方々から「親バカもいいところだ。」という呟きが聞こえてきそうですが、承知の上です。

 

 『雨に濡れるのはイヤだ』を『雨に濡れても楽しいネ』に化学変化させてしまうこの柔軟で前向きな遊び心。童心に返らずとも、私も見習いたいと思います。

 

 このように前向きな遊び心を「プラス思考」と言うんだろうなぁ、きっと…。

 

I'm singing in the rain

 

Just singing in the rain

 

What a glorious feelin'

 

I'm happy again♪

 

 いつの間にかBGMは『雨に唄えば』でした。
 

 

(川田 真吾)